フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊 を観た

なんじゃこのタイトルは。でも原題が

The French Dispatch of the Liberty, Kansas Evening Sun

だから仕方ないね。「別冊」はどこから来たのかわかりません。

ウェス・アンダーソン監督『フレンチ・ディスパッチ』カンヌ映画祭で初披露、日本公開は2022年 | cinemacafe.net

こんなポスターみたら本編を観ないわけにはいきません。

 

エス・アンダーソンの作品は「ムーンライズ・キングダム」と「グランド・ブダペスト・ホテル」しか観てないので多くを語れない気もするけれど、本作も含めて実に多くの主役級の俳優が出ていることを(それもほんの脇役だったりする)みるとこの監督の作品に出ることは俳優にとってスペシャルなことなのだろうと推察するのです。

警察署長役のマチュー・アマルリックとか渋いよね~。

 

世界観という言葉で簡単に表すのも芸がないけれどその独特の風合いはギレルモ・デル・トロ監督とかジム・ジャームッシュ監督とかと双璧(三つになりましたが)かもしれません。

 

「フレンチ・ディスパッチ」のあらすじを書くことはとても難しく、ウェイン・ワン監督の傑作「スモーク」(1995)を彷彿とさせる気もするけど、オムニバス形式が同じというだけで目指したものは全く異なるというのが非常に面白い。

そうか。ジャームッシュ監督の「ナイト・オン・ザ・プラネット」(1991)は近いものがあるかも。

 

僕は「ムーンライズ」や「ブダペスト」も大好きなんで「ディスパッチ」ももちろん大いに受け入れます。アラン・パーカーとかジョン・カーペンターとか古くはデヴィッド・リーンとか、この人の作品なら必ず観たいと思う監督がいますが、ウェス・アンダーソンはそんな監督の一人になりました。

万人に受け入れられる映画では決してないので意外と早く上映終了になるかもしれません( ;∀;)。お見逃しなく。お気に召すかどうかは保証しません。

 


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