4DXなるものを「デューン」で初めて体験した。
椅子から落ちるかと思った。一晩明けて肩が凝るのは無意識に踏ん張っていたのかとも思う。
フランク・ハーバートの原作を初めて読んだのは高校生の時だったか、その壮大で長大な世界に必死で食いつこうとしたが最後まで行きつけなかった・・・。
1984年のデヴィッド・リンチ版の「DUNE」は一般的な評価のとおり「善戦したが成功とはいえない」と思った。なにせこの壮大なストーリーを1作で描けるはずもなく。
今回のドゥニ・ヴィルヌーヴ版は155分の長さでありながらほんの序章でしかないが、綿密な伏線の貼り方や圧倒的な世界観を描く美しい映像は今後のシリーズに大きな期待が持てるものだと思った。
ある程度まで描き切るまでに少なくとも15年はかかるんだろうなあ。
こちらが生きている間に完結してほしいものだ。
ベールで顔がよく見えないがベネ・ゲセリット（魔女とも恐れられ特殊な能力を持つ女性のみの秘密結社。主人公ポール・アトレイデスの母親もベネ・ゲセリットである）の教母役にシャーロット・ランプリングだったり、アトレイデス家を滅亡させようとする宿敵ハンコンネン男爵役がステラン・スカルスガルドだったり（怪演！と呼ぶにふさわしい）、ひそかに？豪華なキャスティング(^^♪
見逃すわけにはいかない1本だと私は思う。
