僕にまったく認識がなかったのですが、知り合いからの「面白かった!」という情報だけで観に行きました。
結論を言うと、とても面白かった!
見終えた後に、羽村仁成君のことを知りたくてネットを見てみると「ゴールド・ボーイ、面白い」という多くの感想に対して「ありえない展開」とか「暗い」とか「設定が安直」とかのアンチ感想も。それと「ツッコミ」大好き人って多いんだなあ。
僕はクリエイターじゃないから、与えられたものを観て、何故こう描いたんだろうとかこのシーンはどういう意味があるんだろうとか自分なりに考えるだけ。
その答えはおそらく作り手側からは得られない(というか作品が答えだから)。
ストーリーに惹き込まれればそれを考えるいとまもなくただ身を委ねるだけ。
ありえないとか安直とかどうでもいいじゃないですか、面白ければ。
ツッコミばかり考えてるとそれこそお金と時間の無駄だから楽しみましょうよ。
「主演」(この作品で微妙なのはココ)の岡田将生さんは本当に秀逸。若い頃のアラン・ドロンかよ。ザラザラした画面から滲み出る沖縄の温みや湿度と無縁な存在感。
「ゆとり」「大豆田」「ドライブ・マイ・カー」・・・この人はどこまで到達するのだろうとあらためて思います。
「主役」は安室朝陽役の羽村仁成君なのでしょう。ちょくちょくドラマで見てたはずなのですが、今回はびっくり仰天(表現が古い・・)の存在感を見せてくれてました。
少年たちの関係性に天童新太「永遠の仔」を思い起こしました。
エンドロールの最後に出た「②匂わせ」はその後の彼らの話になるのか?
僕もツッコミを。エンドロールもマーラー「五番」であって欲しかった(^-^;