2018-01-01から1年間の記事一覧

第九を考える

12月9日 とぎつカナリーホールでの「長崎県障害者芸術祭」にて 第四楽章だけの演奏でしたが、330小節「vor Go---tt!」でかなりの拍手が起こり(^^;)。 第九を初めて聴かれる方も多かったのかもしれませんが、良く響くカナリーホールの中でのffに対しての自…

年末に歌う

札幌kitaraホールでは合唱コンクール全国大会大学ユース部門~室内合唱部門がつつがなく進行中の模様でなによりです(^^♪ 18年前にkitaraホールのステージに立ち、その響きの良さにうっとり。 実に気持ちよく歌わせてもらったことを記憶しています。 今日・明…

肩肘張らず

まことに久しぶりの更新にもかかわらず他愛のない話。 自分が見える範囲で、自分の一番好きな身体の部位は肘である。 風呂上がりの髪をタオルでバサバサッと拭く時の肘が好きだ。 曲げたときの肱骨の尖り具合が何ともいえず、見ていて惚れ惚れする。 たぶん…

「はしっこアンサンブル」を知った

倉敷在住の某有名合唱ブロガー・文吾さんに、豪雨災害で大変かな~(*_*;と思い、少し日を空けて連絡してみたら「自分とこは大丈夫ですよ~」という返事に安心。 それでも同僚の方は被災してたり交通が滞ったりと幾許かの不便はあるようで。 一日も早い原状回…

レディ・バード

M:Iとかジュラシックとかを作ってくれていればいいのに、こんな素敵な映画も作るからアメリカの映画界は奥深い。 個人的には去年のベストワンだった「マンチェスター・バイ・ザ・シー」がなぜかよみがえってきた。自分を上手くコントロールできずに孤独感を…

また4年待つ価値のある22分間

ひとことで言ってしまえるはずはないのだけれど、敢えて言ってしまう。 日本は攻撃力を発揮したが、ベルギーは破壊力を発揮した、ということだ。 サッカーはいろんなことが起きるので攻撃力の高いチームが必ずしも勝利するということはない。打っても打って…

ウィンストン・チャーチル~政治家の言葉の力

映画「ウィンストン・チャーチル」を観た。 素晴らしい映画。 強面で強引で引くことを知らぬ政治家というイメージがあったが、その裏にある苦悩をあれだけの特殊メイクで演じたゲイリー・オールドマンの演技は最高だ。 チャーチルの写真で有名なのはこれだろ…

さよなら、ミロシュ・フォアマン

映画監督ミロシュ・フォアマンが逝った。 「カッコーの巣の上で」(1975)を観たのは高校生の頃。 ジャック・ニコルソンを見て、この人は本当に犯罪者だと思った。 看護婦長のルイーズ・フレッチャーの冷血ぶりに、この人は本当に異常者だと思った。 二人は…

春の墓石

十数年のあいだずっと気にしていたことを先日ようやく果たすことができた。 平成18年に、別府で暮らしていた合唱仲間が亡くなった。 クリスチャンだった彼が眠るお墓が「長崎県のとある教会の墓地にある」ということを葬儀のかなりあとでご家族の方から聞い…

バーンスタインの言葉

3月11日の夜、「クラシック音楽館」を見ていた。 <コンサート・プラス>のコーナーでパーヴォ・ヤルヴィと広上淳一が若い頃に師事したレナード・バーンスタインの思い出を語る。 若き日のパーヴォ・ヤルヴィ(ヤルヴィ「その頃はまだ髪がふさふさしてたんだ…

応援すること

3年ほど前にドラマ「あすなろ三三七拍子」というのを見てました。 重松清さんの原作(読んでないけど)なので、しっかりしたストーリー展開になっているのではないか?という安心感から、とても軽い気持ちで見ていると、意外と(?)心に響くものがあり、つ…

振替伝票の孤独

会社で必要な文具はネットかFAXで今日頼むと「明日来る」という便利な時代になりました。 会社の経理事務で使う振替伝票が品薄になったので、他の品物と合わせてKラットさんに注文を入れました。 通常、振替伝票は10冊セット(1冊は50枚つづり)みたいに…

冬はミカン

年末、ミカンの箱買いをしようと思い立った。 そういえば浦上天主堂のすぐ下にミカン専門店があったなと思い、走った。 以前、○れ○れ○家唐比店まで走って箱買いしたことがあって、そのとき確か10キロで2,500円くらいだったので、そんなもんなんだろうと思っ…

「音楽の日」とは

TBS系列の長時間番組「音楽の日」。 他に見たいものもあまりなく、なんとなく見ていて思った。 「音楽の日」というより「歌謡曲の日」だよね。 FNS系はいさぎよく「歌謡祭」と銘打つけど、「音楽の日」というからにはもっと音楽的であっていいんじゃな…

夢のゴール

きっとぼくらが生きる 最高のカタチは 誰かのための 自分になること 何もない毎日でも 君がいてくれることで 誰かにまたひとつ 笑顔が生まれるよ 僕は歌詞を見て「なるほど~」とか「ガ~ン」とかが少ない鈍感な男なんだけれど、ずいぶん前にNHKの「プロ…

袖振り合うもカレーの縁

二年前の大雪の日、宮崎から空路福岡に飛び、ちょうどお昼時だったのでとりあえず昼飯をと思い、国内線第一ターミナルの小さめのレストランに入りました。 入口には空席待ちの女性がお二人立っていました。 待つ間にメニューを渡されていたのでしょう。お一…

バーバー「T」

およそ3か月ぶりに散髪に行った。 3か月前と同じバーバーに。 元来不精なもので、「あ~、うっとおしいな~」と思い始めてもなかなか行かない。 最近は短時間・低料金の散髪屋さんがいくつか出来たので、そこで済ませていた。 席についてから20分ほどで終わ…

ニーナ・シモンのこと

『クーパー家の晩餐会』という映画の中で。 放蕩していた娘がクリスマスに家に戻る途中に、時間潰しに立ち寄った空港のバーで知り合った若い軍人と恋に落ちるのですが、ふたりの会話の中で彼女が彼にこう言うのです。 「ニーナ・シモンを聴いたことある?彼…

30年前の遺跡

楽譜を探すために、全く整理されてない本棚を漁っていたらこんなものが・・・。 30年前、大分に住んでいた頃に開いた(ほぼ幻の)「合唱団U・BOJ」のファースト・コンサートのために作ったポスター(#^^#) たぶん19人だったけど無理やり20マスに。 メインステ…

バイバイ

長崎に存在するオーケストラの一つ、「フィルハーモニックオーケストラ長崎」の創設者であり団長であり指揮者でもあった小山大作君の訃報を聞いた。FBもTwitterも縁がない僕が気づいた時には通夜も葬儀も終わっていた。 彼は南高14回生の同期で、1年の時は…