「アンネ・フランクと旅する日記」 を観た

第2次世界大戦下にユダヤ人の少女アンネ・フランクが空想の友だち宛てにつづっていた「アンネの日記」を原案に描いたアニメーション映画。「戦場でワルツを」のアリ・フォルマンが監督・脚本を手がけ、アンネの空想の友だち、キティーの視点からアンネの生涯をたどる。現代のオランダ、アムステルダム。激しい嵐の夜、博物館に保管されているオリジナル版「アンネの日記」の文字がクルクルと動き出し、キティーが姿を現す。時空を飛び越えたことに気づかないキティーだったが、日記を開くと過去へとさかのぼり、親友アンネと再会を果たす。しかし日記から手を離すと、そこには現代の風景が広がっていた。キティーは目の前から消えてしまったアンネを探し、アムステルダムの街を駆け巡る。(映画.com)

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2年ぶりに(「ストーリー・オブ・マイライフ」以来だな)パンフレットを買っちゃいました(^^♪

 

原題「WHERE IS ANNE FRANK」に対する答えはラストシーンでの飛行船に。

過去を教訓にしないといけないはずなのに、人類は過ちを繰り返してしまう。

昨年制作されたこの映画のテーマは、未だ紛争や人種差別によって生まれる悲劇に対してのものだったはずなのに、図らずも今まさに進行しているウクライナ問題にも繋がってしまっていることに愕然とします。

 

アンネの日記」といえばアンネを演じたミリー・パーキンスの清楚な美しさが際立つ1959年のジョージ・スティーヴンス作品が思い起こされます。

ちはやふる ー下の句ー: エンターテイメント日誌

ミリー=アンネの印象は強烈で、もちろんしばらくの間はミリーに恋してました(^-^;

そんな余談はともかく。

アンネが残した日記はキティという人格を持ち過去と現代を生き続けます。

アニメーションの持つ可能性はこの映画で存分に示され世代を問わず胸に響くものがあると思います。と同時に今の日本のアニメ映画の貧困さ・・・というと言いすぎか(*_*;

 

長崎セントラル劇場で5月5日まで。GWの1日に是非。