3月25日に収録された東京混声合唱団の「死んだ男ののこしたものは」(武満徹)
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もちろん、「NO WAR」と題されていますのでウクライナ問題に向けて発信されたものでありましょう。
音楽や合唱に政治的メッセージを持たせることの是非は別として、いまこのタイミングでこの演奏を配信したことは東京混声合唱団にとっての「マスト」だったのでしょう。
谷川さんの詩の虚無感はウクライナの今の(またこれからの)惨状に対して直截的で悲しすぎる気もするし、加害者側に対しては決して届かないものなのかもしれません。
それでも。
不戦の道を求め、この歌を発信せずにはいられなかった東混の戦いの記録として聴くべき名演奏だと思います。これほど心揺さぶられる「死んだ男」は初めてです。