「午前10時の映画祭13」企画、1963年公開の米英合作映画。
「午前10時」といいながら8時15分からの上映(^-^;だったので早起きして行ってきました。(TOHOシネマズでは8月17日までで終了しました。ギリギリだった)
『シンバッド七回目の航海』『恐竜100万年』などで知られるモデル・アニメーションの巨匠、レイ・ハリーハウゼンの最高傑作。ギリシャ神話を基にした物語に、青銅の巨人タロス、巨大蛇ヒドラ、怪鳥ハーピー、7人の骸骨剣士など、奇怪な怪物たちが続々登場。コマ撮りと実写を合成した驚異のファンタジー・アドベンチャー。
CGのない時代、いわゆるコマ撮りアニメーションによるクリーチャーが妙にリアル。
神々の財宝を守る青銅の巨人、テイロス。
有名なのはこの骸骨兵士たちかな。
ギリシャ神話を基に神々と人間との関係性が何とも微妙で面白い。
というかゼウスをはじめ、神々のなんと人間臭いこと(#^^#)
ユダヤ教やキリスト教の神とは全く違って、日本の八百万の神々に近いものを感じます。
一周回ってこのようなごつごつした特撮ものはすごく新鮮で、なにより目に優しい。
さて、アルゴ号に乗船していた英雄ヘラクレスは途中脱落するんだけれど、その経緯はウイキペディアによるとちょっと違います。ま、映画なんで。
アルゴナウタイ[編集]
コルキスの金羊の毛皮を求めるイアーソーンの呼びかけに応じて、ヘーラクレースも数多の英雄と共にアルゴー船に乗り込んだ。レームノス島の女たちの誘惑にも打ち勝ち、快楽に耽っていた他の英雄たちを叱咤して再び出航させるなど、ヘーラクレースはアルゴナウタイの中でも抜きん出た存在であった。しかし、ミューシアーにおいてヘーラクレースの愛していたヒュラースが水のニュンペーに攫われてしまい、ヒュラースを探している内にアルゴー船は出航してしまった。置き去りにされたヘーラクレースは、アルゴー船を追うのを止め、アルゴスへと帰還した。ヘーラクレースは最強の存在でありながら、アルゴナウタイから脱落してしまったのである。