昨夜NHKBSで観た映画。
クラシック音楽界の“女神”としてたたえられ、50年以上にもわたり第一線で活躍し続けているアルゼンチン出身の世界的ピアニスト、マルタ・アルゲリッチ。しかし、急な演奏会のキャンセルや取材拒否、父親の違う3人の娘など、その私生活は謎に包まれていた。そんなマルタに、三女のステファニー・アルゲリッチが密着。母として、女性として、天才音楽家の素顔に迫り、知られざる姿を映し出していく音楽ドキュメンタリー。
たしかに女神。ミューズ。
監督・撮影をする娘ステファニーがマルタに尋ねる。
クラシックって同じ曲を何度も演奏するけど、毎回何を考えて演奏しているの?
しばし考えてマルタが答える。
・・・演奏するたびに新しい発見があるの。
大事なことは、自分の真似をしないことね。
痺れた。