応援すること

3年ほど前にドラマ「あすなろ三三七拍子」というのを見てました。

 
 
 
重松清さんの原作(読んでないけど)なので、しっかりしたストーリー展開になっているのではないか?という安心感から、とても軽い気持ちで見ていると、意外と(?)心に響くものがあり、ついついずっと見てしまいました。
吹奏楽部」というのが「応援指導部」の中の組織だったりする学校もあるんだ~と思ってたら、吹奏楽コンクール九州大会に出場していた福岡大学さんの楽器を運ぶトラックには「福岡大学応援指導部吹奏楽団」としっかり書いてありました(#^.^#)
 
応援団は、自分たちが野球するわけでもサッカーするわけでもない。
やってる選手たちは元々必死で頑張ってるわけだから、「頑張れー!」とか言われても「言われなくても頑張ってるよ!(怒)」とか思ったりするわけです。
そんなふうに思われても応援団は声の限り叫び、ちぎれるほど腕を振り、強風の中でも団旗を高く掲げ、誰かを応援するのです。
 
これは「無償の愛」に近い。
 
 
ドラマを見ながらふと考えたのは
 
「俺らが歌を歌って誰かが勇気づけられたりホッとしたり元気になったりするのだろうか」
 
ということでした。
 
僕らは応援団じゃないから。
ということではすまされないような気がしたんですよね。
「翌檜(あすなろ)大学応援団」に胸打たれるのは、彼ら自身が渾身の応援を続けるからなのです。
僕らが渾身の歌を歌おうとしなければ、誰にも何も伝わらないのかも。
 
 
ちょっとそれますが、こんな演奏があります。
 
 
けっこうなお年を召したおっさんたちが歌ってます。
正直、あまり上手くない(~_~;)が、微笑ましい。
純白のジャケットがカッコいい。歌い方がカッコいい。
少しだけ勇気をもらったような気になりました。