話題の「RRR」がやっと長崎でも。
1日に一回の上映のためか驚くほどの観客が来ていて、いつもはガラガラなのに席を見つけるのにひと苦労(@_@。
先日観た「スーパー３０」といい、インド映画のバイタリティには感服せざるをえない。しかもこの映画はエンターテインメントの限りを尽くしていながら実は圧倒的な国粋映画でありました。
「RRR」の時代設定は1920年。その前年1919年に、英植民地下にあったインドでは逮捕令状なしで破壊活動容疑者の逮捕・投獄を認めた「ローラッド法」に対する抗議集会が行われたアムリトサル市で軍による無差別発砲で1,500人もの死者を出した「アムリットサル事件」が起きています。
映画の冒頭、主人公の一人である警察隊長ラーマがたった一人で、投石した男を捕らえるために群衆をかき分けて突進、ボコボコにされながら、こん棒ひとつで逆に無数の群衆をボコボコにしながら男を捕らえるというシーンがあります。
笑っちゃうほどにラーマがとんでもない強さを発揮するシーンですが、アムリットサル事件のことを知るとインド国民には笑えないシーンなのかもしれません。
エンドロールでインドの独立・自立を支えた6人の肖像が映されるのも「RRR」の本質を示しているのでしょう。
大河ドラマにも匹敵するほどの（ちょっとオーバーか）目まぐるしいストーリー展開！3時間があっという間に過ぎていきます。
途中「インターバル」の表示は出ますが休むことなく引き続き上映されますので、観に行こうと思われる方は水分控えめにしておいた方が良いでしょう(^_-)-☆
長崎セントラル劇場で2月23日まで。お見逃しなく！
