「モロッコ、彼女たちの朝」を観た

ポスター画像

モロッコ映画というのを初めて観た(と思う)。

美しかった。公式サイトにも書いてあったが自然光の中で描かれる映像はすべてがフェルメールの絵画のよう。

少ない登場人物のくだくだしい説明はほとんどなく淡々と、しかし徐々に徐々に濃密に彼女たちの感情のゆらぎが描かれていく。

(ちょっとネタバレになるが)ハッピーエンドを期待してやまない私たちの意に反して現実はそれほど甘くない。

そのラストシーンに、私たちは異国モロッコの(特に女性にとっての)厳しい現実を想像させられ思い知らされるのだ。

これは実に見事な映画だ。

セントラル劇場で12月9日まで。


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