本年もつらつら書きます。宜しくお願いします<m(__)m>
今年最初の映画は
ネコを題材にした絵で知られるイギリスの画家、イラストレーターのルイス・ウェインの半伝記映画。
彼が描いたネコのイラストはこんな感じです。
新聞に掲載された擬人化したネコのイラストが大評判となって、ネコ人気は社会現象化。当時は上流階級でしか飼われていなかったネコが庶民のペットとして広く愛されるようになるきっかけになったそうです。
貴族の家柄でありながら家計は困窮し、しかも愛する妻とは3年で死別。
ネコを描くきっかけを与えてくれた愛猫のピーターも亡くし、彼は次第に精神を病むようになります。
それでも彼が絵を描き続けたのは妻エミリーの「どんなに辛くても描き続けて」という言葉があったから。もともと人との繋がりを持つことが苦手なウェインの性質を妻のエミリーは見抜いていて、描くことで彼が社会と繋がり、生きていけると彼女はわかっていたのです。
そんなストイックなウェインを演じるのはベネディクト・カンバーバッチ。
最強の魔術師ドクター・ストレンジの面影は露ほどもなく演じ切ります。
ヒーローじゃない、こんな人生もあったのだと感じさせてくれる愛すべき伝記映画でした。
おっと、長崎セントラル劇場で明日までだ(@_@。